120: ◆takaJZRsBc[saga]
2018/01/14(日) 21:45:23.98 ID:vQefG67b0
ドラえもん「でも、本当は好きなんだろう? 好きなものをむりやり嫌いになるなんて
そんな悲しいことはないよ。もうやめにしよう」
桑田「仕方ねえだろ! 他にどうすりゃいいって言うんだよ!!」
のび太「……ごめんなさい」
苗木「のび太君?」
桑田「なんだよ、突然……」
のび太「ぼくね、すごくうんどうオンチでしょ? だから、天才のお兄さんがうらやましくて
しかたなかったんだ。練習しなくてもうまいなんてずるいってずっと思ってた」
桑田「…………」
のび太「でも、才能がありすぎるっていうのもとてもツライことなんだね」
のび太「ぼくのクラスにも、すごく出来の良い天才みたいな子がいるんだ。あたまが良くて
野球やサッカーもとくいで、おまけに顔も性格もいいし。でも、ぼくたちはいつも
その子をあそびにさそわないんだ。……たぶん、シットしてるからだとおもう」
桑田「…………」
のび太「ぼくたち、お兄さんのチームメイトの人たちとおんなじことをしてたんだね……
いやな思いをさせてごめんなさい。こんどからはその子もさそってみるよ」
桑田「……そうしてやれよ。きっと、そいつも喜ぶぜ」
シーーーン……
葉隠(おーおー、どいつもこいつも若いったらねえな!)グスッ
山田(まさかリアルで青春アニメみたいな展開を見るとは……子供恐るべし!)グスン
十神「フン……」
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