六花「勇太をなんとしてでも独占したい!」
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52: ◆L3c45GW7tE[saga]
2018/01/05(金) 23:18:54.05 ID:6rZ5mY140
六花「かっこいいから、ずっといてほしいの……!」
「あのね、あのね、ものすごく怖かったんだよ!」
「聞いて!」
「ゆうた!怖かったよ!食べられそうな気がしたの!!」
「一週間前ね、」
「ゆうたとデートする約束してすごく嬉しかったよ!もしかしたらいいことあるんじゃないかってウキウキしてたんだよ!それを聞いた朝楽しかったのに……楽しかったのに…….」
「その日があと何日続くんだろうって私は欲張っちゃったの!!ごめんなさい!!!!!!」
「ゆうたといつまで一緒にいられるかってカレンダー見たら、急に卒業するゆうたの姿を連想して!」
「ずっと一緒に居ようってゆうたの言葉がほんとだと思って……」
「でもそれも限界があるって思ったら……」
「皆そうじゃないかって怖くなったの!!」
「今生きている皆もやがては必ず死んでいくのに、何も知らないようにただ歩いていて喋ってるクラスメイトの皆が怖くなって!」
「町に行ったら見ず知らずの人もみんなあんな風に死んでいくと思うと嫌で……」
「みんな自分で大学選んで、仕事を探して、結婚して、どこか遠いところに行くんだって」
「大好きなゲームしても倒れるモンスター殺したらもう生きられなくなるって思うとすぐにとめて!!」
「何にもできなかった。楽しいって思うときがなくなった。怖かった……!」
「ベットで一晩中泣いたよ」
「いつかみんな知らない理由で死んでいくんだって……ずっとそればっかり考えてた」
「私の技でも補助技でさえも効かないものがこの世界を支配してるんだって……」
「そう思うと頭が苦しくなって」
「泣いた涙も声も枯れて……」
「そのときやってきたの」
「私と同じ姿をした私が。もう泣かなくていいって手を差し伸ばしてくれたの」
「邪王心眼だったころの私を削除する代わりに、この世界に耐性をつけて、気づく前と同じ人生を送れると、私が、私に言ってきたの」
「嬉しかった。みんなに相談してもみんなもまた犠牲者だから意味がないって臆病になって。それが唯一の希望だった」
「それで、昔の私でいう“契約を交わす”という行為をしたの」
「封印したの」
「初めはよかった。不安になることもないし、変にドキドキすることもなくなった。皆に注目されることもなくなった」
「ゆうたに気遣われないように平静を装うことができて嬉しかった」
「でもね、クラスメイトの笑っている姿が、なんでみんな死んでいくのにのんきに笑っていられるんだろうって。関わるのが嫌になったの!」
「そうすると目の前が灰色になったような気がして、体がまるで機械を動かしているみたいに感じて。腕一本なくなっても代わりはいくらでもいるって思っちゃったの!!怖かったの!!体の痛みさえ分かんなくなって!」
「私が私じゃないような気がして気持ち悪かった!」
「でも寂しいから普段の私を演じて……。行き場なかった」
「誰も私を理解してくれない…….」
「でも、ゆうたなら、ゆうたなら分かってくれると思ったのに……!」
「やっぱりこの世界に、私……」
「中二病はないんだね……」
「私の技も世界も。結局は幻で……」
「信じたものは全然なくって。死には抗えなくて」
「手を出しても出ない。それはただの幻だった……」
「不可視境界線に祈っても無駄だった……」
「笑えるよね。ないものを信じて。ないものがあるって言われても信じられないよね……」
「中二病って意味、やっと分かったよ。私、成長したよ……」
「ゆうたでも、どうしようもないこと……」
「でも、ゆうたがいてくれたら、本当にあるって思えた。人生が楽しかった!」
「私とゆうたを……偶然、会った……。その言い方が正しいよね……」
「またあの頃に戻りたい……」
「でも、ないんだよね……。病気なんだよね。この世界を探しても」
「だから、ごめんね。さっき技を出してほしいって、ゆうたがきついのに、結果わかってたのに、少し期待しちゃった……!」
「イライラさせちゃった。ありがとう。ごめんなさい」
「私が全部悪いの」
「……。でも、」
「私は、どうすればいいの……!?」
「どこに行けばいいの!!?」
「うぅ……うぅ……ぐす……」



「私……」



「私……」







「幸せすぎて、おかしくなっちゃった……!」






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