152: ◆nvIvS/Qwrg[saga]
2018/01/10(水) 22:18:49.00 ID:29K6rrFw0
「あいあいあーい」
そうかそうか、よろしくな。
「迷子だろうか」
「母親は注文にでも行ってるのかな。店の外って事は無いだろうから、そのうち探しに来るだろ」
言いながら千代美は赤ん坊をあやし始めた。赤ん坊は卓上の文庫本に興味を惹かれたらしく、しきりに触りたがっているようだ。
おいそれは駄目だぞと言おうとしたら、千代美に手で制された。
ああ、そうか。
千代美は赤ん坊に本を持たせた。
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