124: ◆nvIvS/Qwrg[saga]
2018/01/08(月) 22:57:34.10 ID:tFR3WIer0
さておき。千代美は、仕方ないなー等と言いながらごそごそと鞄を漁り、弁当箱を取り出した。
ちょっ、それは。
「これ、良かったら」
「わ、サンドイッチか。でもこれ、君達のお昼なんじゃあ」
いいからいいからと、ミカに押し付けるように弁当箱を渡す千代美。
ああ、こうなってはもう、あのサンドイッチに私がありつく事は絶対に無いのだ。
「ま、まほが物凄い形相なんだけど、本当に良いのかい」
「良いんだよ。お腹空かせてる奴は見過ごせないよ」
食べ終わったら弁当箱だけは返してくれよ、と声を掛ける。甘い。甘過ぎる。
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