サターニャ「大悪魔になるということ」
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6:名無しNIPPER
2018/01/03(水) 16:44:08.83 ID:GlK7P5xA0
……

次の日すぐに実家を目指し、一人魔界へと降り立った。
残念ながら家族は出払っていたが、気にせず忍び込む。
そして外の明るさと裏腹に、一面に影を落とす小さな書庫へと足を踏み入れる。

「お父様が集めた本……確かこの辺りに……」

幼い頃にもこうして忍び込み、収集された蔵書を読み耽っていたものだ。
そんなことを考えながらすっかり埃を被った一冊の本を手に取った。
前に読んだのはいつだったか? 最低でも一面に分厚い埃が張りなおすだけの時間が開いたのは間違いない。


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