エンド・オブ・オオアライのようです
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385:修正 ◆vVnRDWXUNzh3[sage saga]
2018/03/30(金) 23:17:43.56 ID:YcUNbNs80
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今から80年ほど前、第二次世界大戦の折の話。ソヴィエト赤軍の戦車乗り達に深刻なトラウマを刻みつけ、世界の戦車道史にもその名を残した“音”がある。

Su-87【スツーカ】。ナチス・ドイツが開発したこの傑作爆撃機は、極端かつ特徴的な逆ガル翼構造によって急降下時にサイレンのような独特の高音を出す。ドイツ軍の精鋭パイロット達が───特に、不屈の闘志で世界一多くの戦車をスクラップに変えた空の魔王が奏でるサイレンは、ソヴィエト赤軍の陸軍兵士達にとって死刑宣告に等しいものだったという。

この風切り音───俗に言う“ジェリコのラッパ”が欧州の大地で再び鳴り響くようになったのは、つい6年前の事だ。

ハワイ諸島でのアメリカ合衆国に対する攻撃から僅か一週間後、東南アジア海域とほぼ同時に始まった大西洋方面における深海棲艦の大規模浮上。圧倒的な物量差と相性の問題からEU連合艦隊は徐々に防衛線を押し込まれていき、ポルトガルやフランス、オランダ、ドイツなど主要国への小規模な上陸・空襲が繰り返されるようになる。

そんな中、水際に防衛線を展開し必死に深海棲艦の浸透を防ぐEU各国陸軍に襲いかかったのが、急降下爆撃に特化した性能を持つ型のHelm……日本で言うところの【カブトガニ】だった。


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