エンド・オブ・オオアライのようです
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328: ◆vVnRDWXUNzh3[sage saga]
2018/03/03(土) 23:06:50.91 ID:sUJQuCNI0

困惑する僕の前で、ムラカミさんとラムさんは首を傾げたままだ。悩ましげに眉を顰めてブツブツと何事か呟いていたラムさんが、突然「あぁ〜〜」と間延びした声と共に顔を上げた。

「戦車ってアレじゃん。ほら、陸の鈍間な鉄の亀」

「………あったなそんなもん。

なんだい、アレの関係者なのかい?」

(メメ;^ω^)「……まぁ関係者と言えばそうですおね、直接動かしたりってワケじゃないけど」

にしても鉄の亀って。戦国自衛隊辺りで戦車を初めて見た足軽が使いそうな表現をアンタ。

「そういや夏休みの終わり頃に学園艦から退去するようにとか寝言ほざきながら変な奴等が何人か乗り込んできてたな。なんか、もんかしょーのうんたらかんたらとか名乗ってたけど」

「あぁ〜、ぶん殴って追っ払ったアレね。また乗り込んできたら全力でボコボコにする予定だったけど結局もう来なかったねぇ〜」

(メメ;^ω^)「ぶん殴ったの!?一応国の正式な役人を!?」

いやまぁあの横暴さは僕も腹立たしかったけど!ざまぁとかグッジョブとかメッチャ思うけど!!………ただ、冷静な第三者目線で見ればやはり大問題行動だと言わざるを得ない。

あのクソ役人がカール持ち出してまで全力で潰しに来たのってそれも原因だったのかね。今となってはどうでもいい事だが。

「んで、その陸の鈍亀がアンタと何の関係があるんだい?」

(メメ;^ω^)「あー……まぁ、それを……戦車を用いた選択授業があって、その講師を僕はやっているんですお。本職は普通科の現国だけど」

「ってことぁ、“上”の先生ってわけだぁ」

ラムさんが親指で天井を指さし、視線を頭上に向ける。まるで計ったようなタイミングで、ズンッと小さな揺れが走りぱらぱらと埃が墜ちてきた。

「………なぁ、上は今どんな状態なんだ?あたしらは朝から下に閉じ込められててね、全く今の状況が解らなくて困ってんだよ」


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