エンド・オブ・オオアライのようです
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300: ◆vVnRDWXUNzh3[sage saga]
2018/02/19(月) 12:59:20.28 ID:ukQp6ETJO
(メメ;゚ω゚)「……おおおっ!?」

「わっ、暴れんじゃねえ馬鹿野郎!」

状況が飲み込めず、動揺し、更に大きく身動ぎ。途端、僕を背負う人物がバランスを崩しかけて叱責の声を上げる。

女性の声。頭の上に乗る船舶科の帽子から察するに、恐らく学園の生徒なのだろう。西住さんや角谷さんと同世代と考えるとやや低い印象の────所謂、“ハスキーボイス”に該当する声質だ。背もそれなりに高いようで、目線から逆算する限りは170に届くかどうか。

(メメ;゚ω゚)(………そうだ、僕は爆発に巻き込まれて)

停滞していた脳の回転が戻るに従って、記憶も徐々に再生される。学園艦の中を暴れまわる怪物、逃げ惑う生徒達、取り乱す秋山さん、宇津木さんの上に落下してくる報道ヘリ…………脳裏に、次々と僕の意識がブラックアウトする前に見ていた光景が蘇ってくる。

(メメ;゚ω゚)(角谷さん達は無事に逃げ切れたのか?自衛隊の救助はいつ?それにここは一体どこだお?)

同時に、動揺と混乱も加速していく。

記憶が幾らあろうが、気を失っている間我が身に起きた出来事は当然ながら感知していない。視界がブラックアウトする直前に甲板の裂け目に転落したことは覚えているので大洗女子学園の“下層”であることは大方予想が付くが、そこからどうなれば見ず知らずの船舶科女生徒に担がれた状態に辿り着くのか想像できない。

(メメ;^ω^)(……そもそも、良く生きてるおね僕は)

「根賀さん!後ろからまだ奴等は追ってきてるのか!?」

(;●▲●)「あぁ、まだバッチリ来てる!!」


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