159: ◆vVnRDWXUNzh3[sage saga]
2018/01/21(日) 23:55:45.21 ID:VyopJgoK0
普通の人間なら、例え細いとはいえ木を丸まる一本あの勢いで投げつけられたら受けるダメージは尋常じゃない。死んだっておかしくないし、少なくともしばらくは動けなくて当然だ。
「………ヴォオオオオオッ!!!』
「……うっそー」
だけど、ももがーちゃんに吹っ飛ばされた個体はすぐに起き上がりこっちに向かってくる。
(;*‘ω‘ *)「瓜生、あたしらであの化け物共に射撃するっぽ!!」
<ヽ;`∀´>「バカな、生徒に当たるニダ!!」
(;*‘ω‘ *)「当てねえように撃つんだっぽ!このままだとあの子ら後ろの方はどんどん追いつかれて片っ端から餌にされるぞ!!」
<ヽ;`∀´>「……畜生!
各位撃ち方始め!!避難民を巻き添えにしないよう射撃は正確性を重視しろ!」
「んな無茶な……!」
(;*‘ω‘ *)「無茶でもやるんだよ!撃て、撃てェ!!」
「皆さん、保安官の方達から支援射撃が来ます!身を低くして、射線に入らないように!!」
北方さんたちがニューナンブを構えた瞬間、五十鈴ちゃんが日頃のお淑やかな言動からは考えられないような大音声で叫ぶ。全員ではないけれど、それでもその声に相当数の生徒が反応して腰を折り身を屈める。
「グァアッ!?』
『ギッ、ガッ……」
開いた射線を的確に縫って、二田さんたちの放った弾丸が飛ぶ。“暴徒”と違ってはっきり化け物と確定しているためか照準に容赦はなく、狙われた個体は悉く頭を弾丸で射抜かれた。
────だけど。
「ア゛ア゛ア゛……』
『オ゛オ゛ッ、オ゛オ゛オ゛!!!」
(;*‘ω‘ *)「マジかっぽ」
それでも、“奴等”は倒れない。
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