160: ◆vVnRDWXUNzh3[sage saga]
2018/01/22(月) 00:21:33.84 ID:0WyQqsPm0
「た、た、対象の動きに変化ありません!なおも向かってきます!」
(;*‘ω‘ *)「んなもん目の前で同じ光景見てんだから言われねえでも解るっぽ!!」
「ガッ───グゥアアアッ!!』
「うわぁっ!!?」
宮野巡査が震える声で報告し、北方さんが彼女を怒鳴りつけながら更に一発別の個体の心臓付近に撃ち込む。食らった個体はもんどり打って倒れたが、すぐに起き上がって逃げようとしていた教師の一人に飛びかかる。
「やめろ離せ……いぎぃいいいいいいっ!!?」
腹に齧りつき、まるでスペアリブでも食べるみたいに柔らかい肉を歯で裂く。激痛のあまり海老反りになったところに更に何体かが押し寄せ、彼の身体はすぐにバラバラにされた。
『ヴァアアアッ!!!」
「ひっ……」
「……Shit!!」
見知った人が“食われる”という異様な光景を見てしまったことで、中等部の制服を着た子が悲鳴を上げて固まる。突進してきた何体かの“奴等”がその身体を掴む前に、アリサちゃんが横っ飛びで彼女のことをかっさらう。
「腹空かせた化け物にその身を捧げる博愛精神は評価するけどね!それアタシの前でやらないで頂戴!」
「す、すみません……」
「謝罪はノーサンキュー、後でバーベキュー奢りなさい!!」
『ヴァッ……」
別の方向から走ってきた個体は足払いを食らって転倒する。その間にアリサちゃんは、中等部の子をお姫様抱っこの要領で抱えて距離を取る。
『────オギィアアアアアアアアッ!!!!』
その後ろで、転倒した個体の頭部が唐突に“破裂”した。
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