11: ◆GO.FUkF2N6[saga]
2017/12/28(木) 19:37:28.51 ID:yFDg0/wv0
🎀
あの日から、私はとんでもなく忙しい日々を送っている。
だって、いままでプロデューサーさんがしてくれていたお仕事を、自分でやっていかないといけなくなったんですから。
営業のように私に出来ないお仕事はちひろさんや他のプロデューサーのみなさんが手を貸してくれている。
でも当然彼らにも自分たちの仕事があるわけで、私に負担の比重が重くなることは避けられなかった。
少しだけお仕事の量を減らしましょうか、というちひろさんの提案を断った。
そんなことをするとあの人が悲しむから。
みなさんの迷惑にならない限り、自分でできることは自分でやっていきたい。
そして帰ってきたプロデューサーがびっくりするくらいに輝いていていたいんです、って。
だけど、言うは易く行うは難し。いままで簡単そうに見えていたことがやってみるととても難しい。
特に大変だったのはスケジュール管理。
いままでは時間に余裕を持って臨むことができていたものの、それは車という交通手段があったからで、電車や自転車で行こうとするとぎりぎりになることが多かった。相手先との打ち合わせもダブルブッキングにならないかとか神経を使ってばかり。
そしてなによりアイドルである以前に学生。当然学校もある。
体も心もへとへとになる慌ただしい生活。それが一週間ほど続いたときのことだった。
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