24:名無しNIPPER
2017/12/27(水) 14:09:07.14 ID:VScXlaJ10
キャップ「僕も少し眠るか」
クラピカ「……この盾についている文様はなんだ?」
キャップ「?これは祖国アメリカのマークだよ」
25:名無しNIPPER
2017/12/27(水) 14:13:41.47 ID:VScXlaJ10
キャップ「……君には話しておこう。重要なことだ」「ただし口外はしないでもらいたい」「彼ら三人にはいずれ話すつもりだ。だが……他言は無用。オーケー?」
クラピカ「……いいとも」
キャップ「僕の名前はスティーブ・ロジャース、そういったね」
26:名無しNIPPER
2017/12/27(水) 14:14:14.53 ID:VScXlaJ10
キャップ「……ありがとう、クラピカ」
クラピカ「……ああ、聞いてくれてありがとう、スティーブ。……いや、キャップ」
キャップ「君はこれからどうするつもりだい?ハンター試験を合格したら……」
27:名無しNIPPER
2017/12/27(水) 14:15:52.41 ID:VScXlaJ10
さらに45時間……
海上……ゼビル島に向かう船内
『四次試験はゼビル島で行われる。今引いてもらったクジがターゲットの番号だ。ターゲットのプレートは3点。それ以外のプレートは1点。そして自身のプレートが3点。合計6点以上を獲得し制限時間まで確保した者が合格となる』
28:名無しNIPPER
2017/12/27(水) 14:16:52.66 ID:VScXlaJ10
キャップ「……案外話の通じる相手でよかったよ」
「……まさかあんなザコを庇うなんてねえ♦」スッ
ヒソカ「ま、君に免じてプレートだけで見逃したけど♣ キミと再戦できるならそれでいいや❤」
29:名無しNIPPER
2017/12/27(水) 14:19:19.46 ID:VScXlaJ10
ヒソカ「利き腕は切断寸前♣ もうおしまい?」
キャップにトランプを投げるヒソカ。
ヒソカ「案外つまらなかっ……」
ヒソカに激突する盾。
30:名無しNIPPER
2017/12/27(水) 14:20:19.62 ID:VScXlaJ10
30分後……
キャップ「ブハアッ」「……ハァハァ、もう無理だ……」
キャップ「この辺が人間の限界ということか……」
キャップ「ん?こんなところに洞窟が……」
31:名無しNIPPER
2017/12/27(水) 14:21:52.69 ID:VScXlaJ10
キャップ「あまり闇雲にとるのは……」
キルア「弱い奴が悪いんだっての。それにゴンのやつが集めてこなかったら困るだろ?レオリオのおっさんなんかいかにもだし」「まあアメリカのおっさんには必要ないみたいだな」
キャップ「プレートの持ち主は殺したのか?」
32:名無しNIPPER
2017/12/27(水) 14:23:13.47 ID:VScXlaJ10
キルア「はあ?なにそれ」「カッコつけてんじゃねーよ。正義とかなんとか言ってたけどさ」「所詮自己正当化だろ。偽善じゃん」
キルア「あんたさっきトンパとかいうザコ助けたろ」「なんでそんなことすんの?あのおっさんは明確に悪人だろ。守るべき善良な人々、とかじゃない」
キャップ「だが彼は誰も殺していない」「彼は確かに悪人だが受けるべき罰はもっと別なものだ。ヒソカに殺される謂れはないよ」「だから助けた。そして彼はハンター試験に合格できない。それが彼のすべてであって、それ以上は必要ない」
33:名無しNIPPER
2017/12/27(水) 14:24:17.01 ID:VScXlaJ10
キャップ「でも君はまだ子供なんだ。もし楽しみたいなら、ゴンと行け」「ゴンとなら、殺し合いなんかせずとも戦いを楽しめる」
キルア「……あんたになにがわかる」「オレも、ゴンも」
キャップ「すまない、複雑な言い方だったな。こう聞くべきだった」
34:名無しNIPPER
2017/12/27(水) 14:25:20.59 ID:VScXlaJ10
キャップ「君は……この間久しぶりに再会した僕の友達とよく似ているよ」
キャップ「とても悲しい形の再会だったけど……」「もっと悲しいのは彼の目だった」
キャップ「彼は強くて、あの頃彼が欲しかったはずの力をもう手に入れてて」「なのにすべてが無かった」
キルア「……」
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