晶葉「できたぞ助手! アイドルがどんな暗示にもかかってしまうスイッチだ!」
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5:名無しNIPPER[saga]
2017/12/27(水) 11:33:10.59 ID:6dMOfYBX0
P「よし見るか」

凛「待って」

晶葉「なんだ、凛。さては生粋のマッドサイエンティストである私が猫好きだと知って驚いてるのか?」

凛「驚いてるのはそこじゃないから。晶葉が当然のようにプロデューサーの膝に座ってることに対してだから」

晶葉「見ての通り、この部屋には一人用の椅子しかない。こうしないと一緒に動画が見れないのだ。助手の膝の上が最も合理的なポジションだろう?」

美嘉「じゃあプロデューサーが、晶葉ちゃんの腰を抱いてるのも?」

P「こいつ結構はしゃぐからな。腕でシートベルトしてないとずり落ちるんだよ」

晶葉「助手、私は断じてはしゃいでなどいないぞ。ぬこ動画にエキサイトするマッドサイエンティストなどと、私のイメージを不当に貶めようとするのはやめたまえ」

P「じゃあ俺がモニター見えなくなるまで身を乗り出すのは今後一切禁止な」

晶葉「それは……その、困る」

P「なら認めろよ。池袋晶葉はねこ動画でにゃんにゃんしちゃうキュートなアイドルだと!」

晶葉「くっ……!」

凛「いや、くっ……! じゃないから。認めるも何も晶葉はCu属性だから」

美嘉「というか二人ともどうして自覚ないのかわからないけど、現在進行系でめちゃくちゃイチャイチャしてるじゃん」

P・晶葉「な、なんだってー!」

凛「それはこっちのセリフだよ。いつもラボでコソコソしてるのは知ってたけど、まさかそんなふうにイチャイチャしてたの?」

P「し、知らなかった……まさか二人で動画を見ているだけでイチャイチャになるなんて……」

晶葉「これはイチャイチャスイッチを根本から再構築する必要があるな……すまない二人とも、今日の実験は中断――」

美嘉「ちょ、ちょーっと待った! 二人ともどこからどこまでがイチャイチャかわかってないみたいだし、スイッチを分解する前に客観的な視点が必要だよね!?」

晶葉「確かに」

美嘉「じゃ、じゃあ……その、晶葉ちゃんにはそこをどいてもらって……ぁ、アタシが、プロデューサーの膝に乗るから……えっと、プロデューサーはアタシに……晶葉ちゃんにいつもしているようにしてくれる? そしたら晶葉ちゃんは客観的に、こう、観察? できると思うから……り、凛もそれでいいよね?」

凛「すごいよ美嘉は。イチャイチャをイチャイチャとすら感じていなかった二人のぶっ壊れた距離感に、あえて自分をねじ込んでいく姿勢はどう考えても無謀だと思うけど、その勇気は尊敬する」

美嘉「遠い目をするのやめてくれる? ……じゃあ失礼するね、プロデューサー。……お、重くない?」

P「軽い軽い。けどやっぱり前が見えないな。ちょっと横にずれてくれるか? 背中は支えるから」

美嘉(プロデューサーの腕が背中に……! そんな、肩つかまれちゃった……///)

P「体重、もっとこっちにかけてくれるか? バランスがよくない」

美嘉「……うん♡」

凛「だいじょうぶ、美嘉? ほとんどお姫様抱っこだけど平気? 顔、まっかだよ? 辛くなったらいつでも代わるからいってね」

美嘉「お、オッケー★ 耐えきれなくなったらお願いするね」

晶葉「ふむ。ではポジショニングも済んだところで、私は二人の観察を行いつつ横からぬこ動画を鑑賞するとしよう」

凛「どんだけ見たいの?」

晶葉「あの猫大好きお姉さんが厳選したぬこ動画だぞ? 見たくないのか?」

凛「……見る」


 ――にゃーん。


P「満足」

晶葉「満悦」

凛「犬派だけど猫もいいよね」

美嘉「……最高だった……///」


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