曜「クリスマスツリーは綺麗ですか?雪は降っていますか?」
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18:名無しNIPPER
2017/12/25(月) 03:35:57.07 ID:Bd0JRqI80
「1!2!3!4!1!2!3!4!」
ステップのリズムを取るダイヤの張りのある声が屋上に響き渡る。 Aqoursの練習は変わることなく、厳しい物だった。それでも、ラブライブ突破の為には仕方のないこと、そのことはメンバー誰もが理解してここまで付いてきていた。
突如、編列の後方から悲鳴が聞こえた、曜が転んだのだ。すぐさま近くに居たメンバーが駆け寄る。

「大丈夫!?曜ちゃん!」
「いたた、大丈夫大丈夫…手でついたから少し擦りむいただけだよ…最近は転ばなくなったんだけどなぁ…」

曜の言う通り、学校生活に復帰したばかりの曜は転倒することが多かった。先天的で、生まれつきから見えない目と付き合っている盲人と違い、視力を失って日の浅い曜にとって光の無い世界はとても楽に生きて行ける世界では無かった。人の腕に掴まっていても、誰かの手を握っていてもささやかな段差、勾配、時には何もない場所でバランスを崩して転倒することも多々あった。退院して少し経った曜の体には生傷が絶えなかった。


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