曜「クリスマスツリーは綺麗ですか?雪は降っていますか?」
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17:名無しNIPPER
2017/12/25(月) 03:35:12.17 ID:Bd0JRqI80
「…そういえば千歌ちゃん、歌詞はできた?」
梨子の問いに千歌は苦虫を?み潰した様な顔で振り向く。とどのつまりそれは完成していないことを示していた。
千歌が作詞しないと作曲出来ない事、結果として自分締め切りが短くなるの事をくどくどと梨子は言ってい聞かせる。幾度となく繰り広げられた二人のやりとり、千歌はその明るい性格に反して割と思い悩む性分だった。

「そうそう、曲が出来ないと振り付けも作れないしね」

部屋の脇に居た果南から追い打ちを食らい、千歌は部室の椅子に小さく縮こまった。実際問題思い浮かばないものは仕方ないから、そんなに言うことないのに。当事者から少し外れた善子はぼんやりとそう思うが口にしない。
ふと、曜の方を見た。着替え途中で放られ空を見つめる深海のような青の瞳がひどく、哀しく見えた。善子はさり気ない所作で曜の元へと駆け寄り、話しかけた。


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