【ミリマス群像劇】最上静香「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」
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87: ◆17z5a1JMEs[saga]
2017/12/24(日) 03:46:47.30 ID:tCiOWLnR0

18 〜クリスマス当日〜

未来「うぅ……完全に引ったくりを見失っちゃったよ〜」

途中まではなんとか距離を保ててはいたが、路地が入り組んでいる区画に逃げ込まれた時点で形勢は引ったくり犯に完全に傾いてしまった。

未来「警察に連絡したいけど、財布も携帯もバッグの中だし……」

未来は途方に暮れてただ歩き回っていた。
空には冬の大三角が瞬いている。冬の夜道を当てもなく歩き回る心細さを氷解するにはあまりにもか細い都会の星の光だ。
静香ちゃんももしかして心細く思っていたのかな、と未来は思った。
あれ?どこかからか歌が聞こえてくる。
昔の人が星を頼りに夜道を進んだように、未来はその歌に引き寄せられるようにそこへ向けて歩き出した。




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