【ミリマス群像劇】最上静香「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」
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70: ◆17z5a1JMEs[saga]
2017/12/24(日) 03:35:51.24 ID:tCiOWLnR0

9 〜クリスマス当日〜

莉緒「このみ姉さん、遅いわ……せっかく良い席が取れたのに、プロデューサー君が来ちゃうじゃない」

私は居酒屋のガラス越しに例の共同ビルの入り口を見遣る。
ため息をつきながらグラスを口に運ぼうとしたとき、携帯に着信がある

このみ『ごめん、莉緒ちゃん。遅れちゃって』

莉緒「ああ、このみ姉さん。どうしたの?こっちは入り口を見張るためのとっておきの席と、尾行をすることになった時のための変装グッズも用意してきたわ。あとはこのみ姉さんだけよ」

このみ『あのね、莉緒ちゃん。もしかしたら今日はいけないかもしれないわ?』 

莉緒「え、そうなの!?でもなんで?」

このみ『今、百合子ちゃんの頼みで戦場にいるからよ。ごめん!この埋め合わせはまた今度!』

莉緒「あ、ちょっと!」

通話が切れる。

莉緒「……はあ、ついてないわね〜」

ため息を吐き出しながら私は窓の外に再び目を遣る。
私ははっとさせられる
そこには共同ビルに入っていくプロデューサー君の姿があったからだ。
私は急いで隣に置いた買い物袋から安っぽい警察の衣装を取り出してトイレに向かった。



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