【ミリマス群像劇】最上静香「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」
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◆17z5a1JMEs
[saga]
2017/12/24(日) 03:21:04.68 ID:tCiOWLnR0
貴音は押し黙る。貴音からは先ほどまでの困惑していた姿は露と消え、往生際の悪い犯人を諭す探偵のように荘重な態度でゆっくりと2人に語り掛ける
貴音「……2人とも」
未来「あ、あの貴音さん?」
翼「べ、別にゆっくり考えていいんですよ、貴音さん?」
貴音の態度の変化に危機感を感じたのか、急に慇懃な態度を取り始める。
貴音「もしやとは思いますが、自分たちではわからないからこの私のせいにして、原因を考えさせようとしているのではありませんか?」
未来と静香の2人は顔を見合わせる
「やばい、ばれちゃったよ」「怒らせちゃったかも。どうしよ!」
その様子を見て貴音はため息をつく
貴音「2人とも、私は別に怒ってなどおりませんよ。2人がこのようなやり方を取ったのも、私に相談しがたい雰囲気があったからなのでしょう。ですが私も足りぬ頭で考えてみます。どうか正直に話してみてはくれませんか?」
貴音のどこまでも穏やかな物腰に2人は完全に気勢を削がれてしまった。
未来「貴音さん……」
翼「未来、こうなっちゃったら仕方ないよね。全部話そう」
未来と翼は貴音に説明を開始する。要領を得ず時系列も飛び飛びであったが、要点としてやはり2人には貴音のラジオの日から静香の元気がないように見えたということ、そして静香に理由を聞いても答えてはもらえなかったという点に集約される。
貴音「なるほど、情報が少ないうえに静香からも聞き出せないというのが現状ですか」
未来「そうなんです」
翼「あの、やっぱり貴音さんでもわからない感じですか?」
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