発明家「洗脳マシーンを作ったから、ちょっと実験に付き合ってくれ」
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3: ◆zJYORZSm4M[saga]
2017/12/23(土) 06:01:04.07 ID:lkLfBJm+0

***

2時間後

山田(さ、最悪だ……。最悪のタイミングで故障しやがった……)ウウウ

山田(修理に必要なパーツを取り寄せるのに1週間だと……? 1週間もこいつは……)チラッ

夕子「……今、目が合ったな///」キャッ

山田(こいつは俺の嫁だと思い込んでるだと……?)サッ

夕子「目ぇ逸らしちゃって……。照れ屋かコイツぅ♡」ツンツン

山田「……。なぁ夕子」

夕子「なあに、ケンちゃん?」ンフフフフフフ

山田「時計見てみろ。もう8時だな」

夕子「まだ、8時だな」

山田「……。いつまでうちにいる気だ? そろそろお前の家に帰れ。おばさんが夕飯作って待ってるぞ」

夕子「あ、そうだった! いっけない!」スック

山田(やっと解放される……)ホッ

夕子「お母さーん!」ガラガラ つ窓

母「あ、夕子。何してるのー? 早く帰ってらっしゃーい! お皿片付かないでしょー!」

夕子「ごめーん! せっかく作ってもらって悪いんだけど、ラップかけて明日の朝にでも食べてー! 今日からあたし、ここに住むことにしたからー!」

山田「?!」

母「?! ……へえ? ///」ニヤニヤ

山田「な、何言ってんだこの馬鹿! 違うんですおばさん! 今すぐこいつ帰しますんで!」アセアセ

母「……ケンちゃん」

山田「は、はい?」

母「いざって時は、電気消してあげてね♡」カラカラ ピシャッ

山田「いやちょっとおばさん? おばさん?!」

夕子「んもう……お母さんったら///」テレテレ

山田「んもう……じゃない! これ以上事態がややこしくなる前にさっさと帰れ!」グイッ

夕子「なんで帰らなきゃなんないんだ? 夫婦が一緒に暮らすのは普通のことだろ?」

山田「俺たちは結婚してないだろうが。結婚してないんだから夫婦であるはずがない。よって、お前は自分の家に帰るべきなんだ」

夕子「まだ結婚してないけどあたしはケンちゃんの嫁。これは揺るがない事実!」ドン

山田「くそう……! 『オビディエンス』の効力が強すぎて理が通らん! 頼む! とにかく帰ってくれ! いきなりお前と同棲なんてできない!」

夕子「……! そ、そうだよな……。ゴメンな? いきなり住むとか言って……」

山田「いや、謝ることはない。原因はまたしても俺なんだからな。だが、分かってくれて俺は嬉しいぞ」ホッ

夕子「じゃあ……またな」バイバイ

山田「ああ、また明日」


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