発明家「洗脳マシーンを作ったから、ちょっと実験に付き合ってくれ」
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2: ◆zJYORZSm4M[saga]
2017/12/23(土) 06:00:30.61 ID:lkLfBJm+0

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研究所

山田「実験に協力してくれて感謝する。これが今回発明した洗脳マシーン『オビディエンス』だ」ガシャッ

夕子「なんだ、洗脳マシーンってこの銃みたいなやつか……。てっきりもっと大きな装置かと」

山田「試行錯誤の末、持ち運びが可能なまで縮小することに成功したのだ。相手に照準を定めて引き金を引きながら、マイクに向かって指示を出す。そうすると相手は指示した通りに思い込んだり、行動したりするという優れ物だ」

夕子「……。もしかしてこれ、さっきあたしに使ったか?」ジッ

山田「いや、俺は使ってない」カチッ ピー

夕子「いや、お前は使ってない。疑って悪かった。それより今日はどんな実験をする気なんだ?」

山田「今日お前に協力してもらうのは、指示が対象者の能力を超えたものであっても通るのかどうかという実験だ。今回の英語の期末テスト、お前何点だった?」

夕子「……言いたくない」プイッ

山田「お前は英語の期末テストの点数を言う」カチッ ピー

夕子「あたしは英語の期末テストの点数を言う。12点だ」

山田「ひどいな。本当にひどいな」

夕子「う、うるさいな! それと実験になんの関係があんだよ! ///」

山田「大いにある。今から俺は、英語が苦手なお前を洗脳する。一日でこの大量のテキストを読み込み、TOEICの過去問で高得点が取れれば実験は成功だ」ドッサリ

夕子「は?! これを一日で全部読めって言ってんのか?! できるかそんなこと!」

山田「できる。お前は英語が得意だ」カチッ ピー

夕子「できる。あたしは英語が得意だ」

山田「お前は明日、TOEICの過去問で高得点を取る」ピー

夕子「あたしは明日、TOEICの過去問で高得点を取る」

山田「とりあえず、お前は読め」ピー

夕子「とりあえず、あたしは嫁」

山田「……? このテキストを読むんだ」ピー ピスピス

夕子「あたしは嫁。山田賢太郎の嫁///」

山田「?! ち、違うぞ! お前は俺の嫁なんかじゃないぞ?! む……なんか『オビディエンス』の調子が……」プスンプスン

夕子「……大好き///」ダキッ


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