99:名無しNIPPER[saga]
2018/01/06(土) 20:52:34.43 ID:eJvlprTto
千景「人と人が居るのだから仲良しこよしの楽園空間であることのほうがおかしいのよ」
美森「それを考えれば私と千景ちゃんのほうが健全な状態にあるのかもしれないわね」
千景「女と女のドロドロさがにじみ出ている素敵空間ね」
美森「……噂には聞いたことがあるけれど、女性同士って本来そう言うものなの?」
千景「そうね。欺瞞を顔に張り付けていながら同調圧力をかけ続ける、それがよくある女性社会よ。私はクズだと思っているけれど」
美森「よく分からない世界だわ。そもそも神世紀の情操教育であればそう言ったことは悪であると皆理解しているはずなのに」
千景「……やはり意見は合うわね。出会い方が違っていれば親友同士になれたかしら、私たち?」
美森「そう言う台詞こそが嫌いなのでしょう? 心にも思っていないことは言わないほうが良いわ」
千景「ごもっともね」
美森「……」
千景「……」
千景「──これで、お互いの胸の中に溜まっていたものは吐き出せたかしら?」
美森「あと三日は最低必要ね」
千景「私は三ヶ月ね」
美森「なら三年よ」
千景「三百年」
美森「……もう、それじゃあ神世紀の歴史が出来上がってしまうじゃない」
千景「……ふふっ」
美森「うふふ……」
千景(気にくわない相手同士だが、それ故に相手のことが読め過ぎて、逆におかしくなってしまった。──それが私たち二人の関係でもある)
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