高嶋友奈「結城ちゃんは勇者である」
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84:名無しNIPPER[saga]
2018/01/05(金) 22:34:31.31 ID:BSpRr3gRo

*翌朝・学校屋上

千景「あら、遅かったわね?」

風「あ、ごめん。樹が中々起きなくてね」

千景「そう言えば樹さんのお姉さんだったわね、あなた。あまりにも樹さんが可愛らしいから忘れていたわ」

風「樹が可愛いのは仕方ないけど一応言っておくわ、それってどういう意味よ!? 女子力の申し子と呼ばれたアタシが可愛くないと!? それと、アタシのこと毎回犬吠埼姉って呼んでいるでしょうがッ!」

千景「今日は平常運転のようで何よりだわ」

風「……その、昨日は迷惑かけたわね。あの後、大赦に連絡をとったらさ、やっぱりアタシたちの身体は治るって言われたわ。まったく……何かの間違いで情報が錯綜して困ったものよね」

千景「……」

千景「……そう」

風「それで今日呼び出した用事って何? はっ! もしかして、アタシのことを気遣ってくれていたとか!」

千景「その通りよ」

風「なーんてことあるわけ……あったし!? え、ほんとに? 千景ってば、熱があるとか言わないわよね……?」

千景「随分と失礼な犬ね」

風「遂に吠埼姉まで無くなったわよ!? ……いや、ごめん。まさか千景がそう素直に答えてくれるとは思っていなかったからさ」

千景「心が鬼の霍乱になってしまっただけよ。でも、その様子なら杞憂だったようね」

風「鬼のカクランってどう言う意味だっけ? あ、わざわざスマホで調べてくれたの? って! 心の病気になったからアタシを心配したってどういうことよ!?」

千景「健常であなたを心配する道理があるはずないでしょう?」

風「さも当然だという感じで言わないで! アタシの心がそれこそ病むから!」






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