82:名無しNIPPER[saga]
2018/01/05(金) 22:11:28.14 ID:BSpRr3gRo
友奈「色々と脱線しちゃったね。風先輩にかけてあげられる言葉が何かあったかもしれない、だったよね?」
千景「……結局、こうやって静観しているのが正解だったのでしょうね」
友奈「……うん。風先輩にかえって気を遣わせてしまうことはどうしても考えちゃうよね。……言葉とか関係なく、ぐんちゃんは風先輩に何かしてあげたいことってある?」
千景「犬吠埼姉にしてあげたいこと……?」
友奈「多分ぐんちゃんが悩んじゃったのは、ぐんちゃんにできることが他にあったのに、それをすることができなかったからだと思うんだ。だから、ぐんちゃんが風先輩にしてあげたいことをすれば、きっと解決するんじゃないかなって……上手く言えないけど、そういうことだと私は思うよ」
千景(私が風先輩に出来るはずだったこと……)
千景(結城さんの言葉を自分の中でゆっくりかみ砕いていく。すると、容易にその答えへと辿り着いていた。……結局の話、私は最初からその答えを知っていて、ずっと見ない振りをしていたに過ぎなかったのだろう)
千景「……」
千景「結城さん。あなたのおかげで答えは得たわ。……ありがとう」
友奈「うん。ぐんちゃんの顔が少しだけ晴れやかになってくれて嬉しいよ。……でも、今出た答えで少し困っているように見えるけど……そこまで聞いちゃいけないよね?」
千景「……結城さんにだったら教えても良いのだけれど、これは私自身で解決すべき問題だとも思うのよ」
友奈「そっかぁ。……それじゃあ、もしまた悩んじゃったらその時に聞かせてね」
千景「……ええ、必ず」
千景(結城さんとの約束も高嶋さんとのそれと同じように必ず果たそう、そう心に誓った)
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