62:名無しNIPPER[saga]
2017/12/28(木) 22:18:03.80 ID:uJnylGQwo
千景(三ノ輪さんが乃木園子の涙を拭い去った頃には、か弱き面を見せた少女は大赦の最上位である半神へと戻っていた)
園子「──戻してあげて。彼女たちの町へ」
千景(仮面たちは手を合わせ、乃木園子へと頭を下げた。了承したと言うことだろう)
園子「いつでも待ってるよ。こうして会った以上、もう大赦側も二人の存在をあやふやにはしないだろうから」
美森「……っ……」
銀「……園子、またね」
園子「うん……また、ね……」
千景(こうして、私たちは乃木園子の居る社を後にした。そして、帰りの車中)
銀「──大丈夫。アタシが何とかしてみせるから。五箇条にもあるでしょ? なるべく諦めないって。だから、ね?」ギュッ
美森「……ぎ、ん……っ!」ギュッ
千景(後部座席で慰め合う二人の声を、私はただ黙して聞いていた)
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