61:名無しNIPPER[saga]
2017/12/28(木) 22:16:49.31 ID:uJnylGQwo
園子「私は今や半分神様みたいなものだからね。崇められちゃってるんだ」
美森「……」
園子「……悲しませてごめんね。大赦の人たちもこのシステムを隠すのは一つの思いやりではあるとは思うんだよ。──でも……私は、そういうの、ちゃんと……言って欲しかったから……」ツゥー
千景(……彼女は機能の残った左目だけで泣いていた)
園子「分かってても、友達ともっともっと、遊んでいたかった……やっぱりね、どこまでも心残りはできてしまうんだよ……それでも、少しは違ったから、伝えておきたくて……」
銀「……っ」
美森「……」
千景(三ノ輪さんと東郷さんが乃木園子の左側面に歩み寄る。東郷さんが彼女の涙に触れ、三ノ輪さんがその頬を優しく撫でた)
園子「……ふふ……そのリボン、似合っているね」
美森「このリボンは……とても大切なものなの……。それだけは覚えてる……でも、ごめんなさい……私思い出せなくて……っ」
園子「仕方がないよー」
千景(アニメと変わらないやりとり。けれど、ここで本来なら居なかったはずの人物が)
銀「……園子」
千景(……何かを決意した強い眼差し。次の台詞も本来なら存在しなかったもので……」
銀「アタシは絶対に諦めないし、こんなこと認めたりなんかしない」
園子「ミノ、さん……?」
銀「アタシは絶対に! 自分の記憶を取り戻してみせる! ──園子のその身体も、東郷さんの記憶と足も、勇者部の皆が失ったものも! アタシが、必ずアタシが! 何とかしてみせるっ!! ──そう、約束するよ」
千景(勇ましさの最後に、三ノ輪さんはとても優しい声で告げた。……でも、今の宣言に何らかの明確な根拠が存在しているように感じてしまうのは、私だけだろうか?)
園子「……うん。やっぱりミノさんは、ミノさんなんだねぇ……」ポロポロ
113Res/169.55 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20