60:名無しNIPPER[saga]
2017/12/28(木) 22:09:55.73 ID:uJnylGQwo
園子「──大いなる力の代償として、身体の一部を神樹様に供物として捧げていく。それが勇者システム」
美森「私たちが……供物……っ」
園子「大人たちは神樹様の力を宿すことができないから……私たちがやるしかないとは言え、酷い話だよね」
美森「それじゃ、あ……これから身体の機能を、失い続けて──」
銀「で、でも! 十二体のバーテックスは倒したんです! いや……それでも酷すぎる話ですけど、"アタシたち"はこれ以上失わなくても良いんですよね? もう戦わなくても良いんですよね! そうでしょう!?」
園子「……そうだと良いね」
千景(見知った会話ではある。……それでもその痛々しさは視聴時とは比べものにならない寒気をはらんでいて──)
千景「……それで、失った身体の機能は治らないの?」
千景(思わず、会話を進めるため口出しをしていた。……早く終わらせたいという気持ちがなかったと言えば嘘になる)
園子「……治りたいんよね。私も治りたいよ。歩いて友達を抱きしめに行きたいよ……」
銀「そ、それなら──!?」
ザッザッザ
美森「大赦の、人たち……?」
園子「──彼女たちを傷つけたら許さないよ。私が呼んだ大切なお客様だから。……あれだけ言ったのに会わせてくれないんだもの、自力で呼んじゃったよー」
千景(そして、深々と平伏する仮面の大人たち。……改めて異常な光景だった)
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