【オリジナル】ファーストプリキュア!【プリキュア】
↓
1-
覧
板
20
95
:
名無しNIPPER
[saga]
2018/01/07(日) 18:34:59.03 ID:ZtE3BbpK0
「さて、プリキュアが始末できたら今度はお前たちの番だ。分かっているだろうな?」
「ユニコ……ユニコ!」
「っ……人の心配をしている場合かと言っている!」
「友達の心配をして何が悪いニコ!」
遠く、その大切な友達の声が聞こえた。ユニコは最後の力を振り絞り、ウバイトールの怪力に対抗する。
「なんだと……?」
「ユニコはフレンの大切な友達ニコ! 心配して当たり前ニコ!」
「貴様……!」
「フレンの言うとおりグリ!」
「……何が言いたい、勇気の王子」
「友達を心配して何が悪いグリ! 友達を想って何が悪いグリ!」
「ッ……! 貴様ら……!」
フレンとブレイの暖かい声が遠くなっていく。自分が負けたらどうなるのだろうか。フレンとブレイはどうなってしまうのだろうか。
「……私、フレンと約束、したのに……」
悔しかった。このまま負けてしまうことが、たまらなく悔しい。
なぜか、頭の中に、いつも笑顔でいる、“相棒” の顔が思い浮かんだ。
「王野、さん……」
少しドジで、本人はよく分かっていないみたいだけれど、天然で、自分と違って、素直で明るい、そんな女の子。
「……ごめん、ね」
「――――ちょおおおっと待ったああああああああああああああああ!!」
「えっ……?」
一気に、現実に引き戻された気がした。その声を聞いただけで、心が晴れ渡る気がした。少しだけ、力が湧いた。
「貴様は……」
「……最初は、自己紹介からさせてもらうね」
その明るい声は、荒らぐ息をゆっくりと静めながら、朗らかに言った。ユニコは、自分が絶対絶命なのも忘れて、少しだけ、笑ってしまった。
「わたしの名前はゆうき。王野ゆうき。初めまして」
<<前のレス[*]
|
次のレス[#]>>
647Res/1111.54 KB
↑[8]
前[4]
次[6]
書[5]
板[3]
1-[1]
l20
【オリジナル】ファーストプリキュア!【プリキュア】-SS速報VIP http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1513432793/
VIPサービス増築中!
携帯うpろだ
|
隙間うpろだ
Powered By
VIPservice