【オリジナル】ファーストプリキュア!【プリキュア】
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名無しNIPPER
[saga]
2017/12/31(日) 10:23:03.76 ID:0m/dVbvg0
「……最高指令官、ね。なら、あなたを倒せば、全部解決ってことじゃない」
「ほう? それはどういう意味だろうか」
めぐみが眼光鋭くデザイアを睨み付ける。
「それくらいも分からないのかしら。あなたを倒せば、フレンたちの事情も、私たちの世界の危機も何もかも、簡単に解決するじゃないって、そう言ってるのよ」
「……面白いことを言う」
「冗談に聞こえたの?」
めぐみは明確な敵意をデザイアにぶつけた。それに対し、デザイアはまるで幼子のわがままをいさめるように、ただ悠然と受け答えをするだけだ。
「……フレン」
「ニコぉ……」
「フレン、しっかりして。大丈夫。あなたは私たちが守るわ。だから、お願い。勇気を出して。私たちに力を貸して。あなたは、未来を守る優しさの王女、フレンでしょう?」
「…………」
震えるフレンをギュッと抱きしめ、そっとささやく。その姿はとても温かくて、だからきっと、フレンもそんなめぐみから勇気をもらったのだろう。
「……わかったニコ。めぐみ、変身ニコ」
「ええ」
未だ立ち尽くしているデザイアを見つめ、めぐみがそっと腕をかざす。その手に煌めくは、ライトブルーのロイヤルブレスだ。
「王野さんも、準備はいい?」
めぐみの目がゆうきを向く。そう。他でもない、勇気の王子を抱え、腕に桃色のロイヤルブレスをつけた、ゆうきを。
「…………」
それはきっと当たり前のこと。だって、ゆうきはめぐみの相棒で、昨日だって一緒に戦った仲間だから。
けれど、
「……ちょっと待って、大埜さん。怖いよ」
「え……?」
「今の大埜さんは怖いよ」
ゆうきはそう言い切ると、めぐみの腕を優しく下げさせた。
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