【オリジナル】ファーストプリキュア!【プリキュア】
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名無しNIPPER
[saga]
2018/05/13(日) 22:03:08.97 ID:sptbJ6v70
それが何なのか、ドラゴにもよくわからない。けれど、その炎は、ドラゴが理解するより早く、その力を発揮した。
ドラゴの目前まで迫っていた無数のはさみやのこぎりが、全て瞬間的に燃え尽きたのだ。それは小さな花火がいくつも上がったかのような光景だ。
「なっ……なんだと……!?」
その様を見て、ダッシューが呻く。
「こんなの、どうやって……!?」
「これがドラゴネイトだよ。“燃え上がる情熱の光”の精密操作。人が相手を傷つけない言葉を選ぶように、ドラゴネイトは“燃え上がる情熱の光”で燃やすものを瞬時に判別するんだよ」
「ッ……伝説の中の伝説、情熱の国の最秘奥を、会得したというのか……君は……!」
「色んなひとの助けがあったからできたことだよ。わたしひとりの力じゃない」
そして、キュアドラゴは、微笑んだ。空いている手を、ダッシューに差し出した。
「あなたを助けたい。あなただけじゃない。ゴーダーツも。あの女の子も。デザイアも。救い出したいんだ」
「勝手なことを! 行け、ウバイトール! キュアドラゴを潰せ!」
『ウバイトォォォオオオオオオオオオル!!』
ダッシューから余裕の笑みは消えていた。その姿に哀れみを憶えながら、ドラゴはカルテナを構えた。
「ドラゴ!」
グリフの呼び声が届く。
「大丈夫。大丈夫だよ」
それに、ドラゴはやはり微笑んで返す。
「ちょっと待っててね。もう終わらせるから」
『ウバイトォォォオオオオオオオオオル!!』
ウバイトールがはさみを開く。その切っ先がまっすぐ、ドラゴを両断しようと動く。
「天翔る烈火の飛竜、ドラゴンよ。プリキュアに力を」
しかし、ドラゴの平静な気持ちは揺るがなかった。まっすぐにウバイトールを見据え、カルテナを構えたままだ。
「プリキュア・ドラゴンストライク」
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