【オリジナル】ファーストプリキュア!【プリキュア】
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名無しNIPPER
[saga]
2018/05/13(日) 22:02:42.70 ID:sptbJ6v70
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そして、ドラゴは静かに目を閉じ、唱えた。
「情熱の光よ、この手に集え」
ドラゴの身体から炎が立ちのぼる。しかしその炎が、ドラゴの身体を傷つけることはないとわかった。ドラゴは、その炎を優しく抱きしめる。
(この炎は、わたしの情熱。勢いに流されるままじゃダメ。自分自身がしたいことを考えて、しっかりと使ってあげないと。それはきっと、詩を書くときと一緒なんだ)
思い出す。蘭童さんが、己に教えてくれたたくさんのこと。
(表現方法は多彩だ。だからこそ、できるだけ分かりやすく、読み手のことを考えて、詩を作らなくちゃいけない。色々な手法を覚えて、正しく使ってあげる必要がある。情熱を、心の内を、ただ書き殴るだけじゃダメ。それと一緒。情熱の炎を、正しく導いてあげる必要がある)
もう道は見えている。大丈夫。
――わたしなら、やれる。
「カルテナ・ドラゴン」
炎が爆発した。しかしその炎は、ドラゴを傷つけることはない。
それは、正しく発現した情熱の炎だからだ。
そして、その爆発は、そのままドラゴの手の中に集約する。やがて、それは剣のカタチを成す。それこそがカルテナ・ドラゴン。伝説の中の伝説。情熱の国の最秘奥。
王者より賜りし、伝説の剣。
そして――、
(あの人を――ダッシューを助けるために、わたしの情熱の炎を燃やす)
そう、それこそが、きっと、正しい“燃え上がる情熱の光”の使い方。
戦うつもりだけで使ってはいけない、炎。
守りたい、助けたい、救い出したい。
そんな気持ちにだけ応えてくれる、強大な光の力。
静かなる決意の中に浮かぶ、熱い情熱。
それを、燃やす。
「“ドラゴネイト”」
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