【オリジナル】ファーストプリキュア!【プリキュア】
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566:名無しNIPPER[saga]
2018/05/13(日) 22:01:19.20 ID:sptbJ6v70

…………………………

「さぁ、行け、ウバイトール!」

 ダッシューの声に呼応するように、闇に墜ちたはさみの怪物がその切っ先をプリキュアに向ける。

「グリフ!」

「うん!」

 ユニコが空色の光を放つ。それは空中に階段のような足場を成す。グリフはその空色の階段を駆け上がり、ウバイトールの直上から蹴りを放つ。

『ウバッ……!』

 切っ先を横に向けていたウバイトールはその攻撃に対応できず、地面に叩きつけられる。しかし、すぐさまウバイトールから黒い闘気が発せられ、グリフを吹き飛ばす。

「ッ……! すごい力だよ、ユニコ!」

「ええ」

 ユニコはそのときにはすでに、ウバイトールの真横から蹴りを放っていた。

『ウバッ!』

 しかしウバイトールは凄まじい速度で反転し、その切っ先でユニコを両断しようと動く。

「ッ……」

 ユニコは後退し、その横にグリフも着地する。

「剣道場のときほどではないにしろ、かなり強いわね」

「うん。どうしようかな……」

 構えを取るふたりに、ウバイトールがにじり寄る。その後ろで、ダッシューが言った。

「こんなものだと思うなよ? このはさみに込められた欲望は、すごいぞ」

『ウバイトォォォオオオオオオオオオル!!』

 ウバイトールが吼える。その瞬間、ウバイトールの周囲に大量のはさみが出現する。



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