【オリジナル】ファーストプリキュア!【プリキュア】
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名無しNIPPER
[saga]
2018/04/29(日) 17:37:28.41 ID:7mW+iPec0
…………………………
「えっ? 戦いの参考になるかもしれない部活を見学してた?」
「え、ええ、そうだけど……」
ゆうきとあきらと一緒に帰る道すがら今日のことを話すと、ふたりはあからさまに残念そうな顔をした。
「やっぱりめぐみは真面目だね。浮ついた話をしてた自分が恥ずかしいよ……」
あきらが悔やむような顔をする。一体ふたりしてどんな話をしていたというのだろうか。それはともかくとして、めぐみはふたりに言った。
「フェンシング部は私にはあまりピンとこなかったわ。でも、その後すごいものを見つけたのよ。体育の郷田先生よ」
「へ? 郷田先生がすごいって、何が?」
「剣道よ。郷田先生は剣道部の顧問なの。すごいのよ。高等部の男子生徒の攻めも全部防ぎきって、一方的に一本を取ってしまうの。あれは、ゴーダーツに勝るとも劣らない剣技だと思うわ」
ついつい説明に力が入ってしまう。ゆうきとあきらは呆気に取られているようだ。
「それで、弟子入りをお願いしてきたわ」
「で、弟子入りって……。少年漫画じゃないんだから」
「めぐみらしいね」
ふたりは面白そうに笑う。めぐみは大真面目だというのに、失礼な話である。
「笑っていたらいいわ。私は何としても、ゴーダーツに対抗できるだけの力を手に入れないといけないんだから」
「ごめんごめん。でも、郷田先生が弟子にしてくれるといいね」
「ええ。あの凄まじい剣技を、ぜひ教えてもらいたいわ」
めぐみは思い出す。今日目にした、郷田先生の凄まじいまでの闘気と剣技を。
そして、ゴーダーツのあの圧倒的な強さを。
(わたしは、あきらのため、フレンたちのため。もっともっと強くならないといけないのよ)
めぐみは拳を握る。
「…………」
めぐみは気づいていなかったけれど、そんなめぐみを見つめて、あきらは心配そうな顔をしていた。
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