【オリジナル】ファーストプリキュア!【プリキュア】
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名無しNIPPER
[saga]
2018/04/22(日) 20:49:21.55 ID:TS+ShyS90
…………………………
生徒会の活動を終えて来てみれば、これは一体どういうことだろうか。
「……? なにをやってるんだろう」
「わからないけど、ゆうき、顔が真っ赤ね」
あきらとめぐみは、こっそり木工室の戸を開け、中をのぞき見していた。最初は気づかれないように様子を見るだけのつもりだったけれど、ゆうきの妙な様子が気になってしばらく覗いていたのだ。そして、ゆうきが少し潤んだ瞳を、松永先生の方に向けたとき、ふたりは何とはなしに、悟った。
「……ねえ、めぐみ」
「ええ、あきら。あれって、そうよね……?」
ふたりは顔を赤くしながら、事の推移を見守る。
「入ったらお邪魔だよね」
「そうね。ここで様子を見ていてあげましょう……――」
「――ふたりとも、何をしているの?」
危うく跳び上がるところだった。無言のまま身体を震わせたふたりは、背後に立っていた人物に目を向ける。
「あっ……」
「ほ、誉田先生?」
ゆうき、めぐみ、あきらの担任の先生。誉田華先生が、立っていた。
「あなたたちも松永先生に用事があるの?」
「あ、いえ。私たちは、ゆうきの居残りの応援に来たんです」
めぐみがそつなく答える。
「ただ、その……入るのがためらわれて」
「? どういうこと?」
誉田先生が怪訝な顔をして、戸に手をかける。
「わーっ。邪魔しちゃうんですか?」
「邪魔って……。仕方ないでしょ。お仕事なんだから」
誉田先生はそう言って、戸を開けた。
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