【オリジナル】ファーストプリキュア!【プリキュア】
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名無しNIPPER
[saga]
2018/04/08(日) 10:16:12.24 ID:w9vsRS0p0
…………………………
「出でよ、ウバイトール!」
ゴーダーツが手を掲げる。その声に応じるように、空が割れ、黒いヘドロのような固まりが落ちる。それはまっすぐふたりのプリキュアめがけて跳んだ。
「ドラゴ!」
ユニコはドラゴの手を引き、かろうじて黒い固まりを回避する。
「ご、ごめん。ありがとう、ユニコ……」
「気にしないで。ドラゴにケガがなくてよかったわ」
「でも、お見舞いのケーキが……」
黒い固まりはドラゴの手から、ケーキの入った紙箱を奪い取っていた。黒い固まりは紙箱の中に染みこんでいき、その真の姿をホーピッシュに現した。
『ウバイトォォォオオオオオオオオオル!!』
「ああ!! ともえちゃんへのお見舞いが!」
紙箱が巨大化したようなウバイトールが現れる。
「ゴーダーツ!」
「誰かに喜ばせたい、という気持ちだけではないな」
ゴーダーツが笑う。
「自分たちも食べるためにケーキを買ったのだな。卑しいことだ」
「なっ……! こ、こちとら女子中学生よ!? ケーキが食べたくて何が悪いのよ!」
「悪いとは言わん。だが、その自分自身の欲望に勝てるか、プリキュア」
『ウバイトォォォオオオオオオオオオル!!』
ウバイトールが拳を振り下ろす。ユニコとドラゴは二手に分かれ、跳ぶ。ユニコは大地を蹴り、ウバイトールめがけて拳を放つ。
『ウバッ……?』
「なっ……!?」
バコッ、と。ウバイトールの身体が凹む。しかし、手応えはない。ウバイトールの凶悪な瞳が歪む。
『ウバァ!!』
「ぐっ……」
ユニコがひるんだ隙に、ウバイトールの拳が飛ぶ。ユニコは寸前で回避し、後退する。
「ドラゴ、気をつけて! このウバイトールは紙箱が元だから、殴ってもダメージを与えられないわ!」
「任せて!」
ドラゴの声が上空から聞こえた。ドラゴは上方に跳び上がり、ウバイトールの正面に降り立った。まるで、ユニコを守るように両手を広げた。
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