【オリジナル】ファーストプリキュア!【プリキュア】
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名無しNIPPER
[saga]
2018/04/08(日) 10:16:39.97 ID:w9vsRS0p0
「情熱の炎を燃やす。あのとき、やれたみたいに」
「ドラゴ? 一体何を……?」
「ユニコを守りたい気持ち。ユニコと仲良くなりたい気持ち。そんな情熱を、拳に乗せて」
ドラゴは目を見開き、拳を握った。その瞬間、ドラゴの両拳に炎が灯る。それは、何をも燃やし尽くすような、凄まじい熱気を持った炎だ。
「あれが、“燃え上がる情熱の光”……」
「はぁあああああああああ!!」
感嘆するユニコをよそに、ドラゴが炎を手にウバイトールに迫る。
『ウバッ……!? ウバァアアアアアア!!』
ウバイトールは巨体をよじらせてドラゴの拳を回避する。炎を恐れているようだった。
「ああ、元が紙箱だから、火は怖いのね……」
「感心している場合か、キュアユニコ」
金属同士がこすれ合う音。前方でゴーダーツが剣を抜いた音だ。
「少しは強くなったか」
「……試してみたらいいわ」
あの様子なら、ウバイトールはしばらくドラゴに任せて大丈夫だろう。ユニコは目の前のアンリミテッドの戦士を真っ直ぐに見据える。
「優しさの光よ、この手に集え! カルテナ・ユニコーン!」
“守り抜く優しさの光”がめぐみの手に収束し、カルテナが現れる。そして空いた手には“守り抜く優しさの光”で盾を作りだし、ゴーダーツと対峙する。
「デザイア様と刃を交えたと聞いた。よく生き残ることができたものだ」
「……たしかに、とんでもない実力の差を見せつけられたわ」
ユニコは剣を構え、跳んだ。
「それでも、がんばって戦うしかないのよ!」
「心意気や良し。しかし、力がなければ何もできぬ!」
カルテナの斬撃を、ゴーダーツは長大な漆黒の剣で受け止める。
「素人同然の剣で、何ができるというか!」
「剣は素人でも!」
ユニコは心の中の想いを直接たたき込むように、カルテナに力を込める。ドラゴが拳に炎を纏わせるように、ユニコもまた、カルテナに“守り抜く優しさの光”を纏わせる。
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