【オリジナル】ファーストプリキュア!【プリキュア】
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410:名無しNIPPER[saga]
2018/04/01(日) 10:04:33.77 ID:TVNRAefO0

…………………………

 自信満々にそう言い切ったものの、である。

「えー、今日はお家から連絡があって、美旗さんが体調不良でお休みだそうです」

 朝のホームルームの冒頭、誉田先生はそう言った。

「美旗さん以外はみんないるわね。誰か、明日美旗さんにノートを見せてあげてね」

 はーい! と元気よく返事をする良い子揃いのA組の面々の中、ゆうきだけは神妙な面持ちをしていた。

「あきらが休み……」

 休み時間、ゆうきが呟く。それを見て、めぐみが肩を叩いた。

「そんな渋い顔をしても仕方ないじゃない。生徒会に誘うのはまた明日にしましょう」

「いや、そうじゃなくてね」

 ゆうきが答える。

「あきら、あんまり学校を休む子じゃないんだよ。めがねをかけてて三つ編みでおとなしいから勘違いされがちだけど、小学校の遠足の山登りとか、毎回一番になっちゃうくらい体力があって、身体も丈夫なんだ」

「そ、そうなの? 意外ね」

「うん。あきらが体調を崩すなんて、わたし滅多に見たことないんだ」

 ゆうきは窓を見て。

「……心配だな。あきら、大丈夫かな」

「幼なじみなのよね。お家は近いの?」

「うん。なんてったって公園デビューからの付き合いだからね」

 ゆうきの返事を聞いて、めぐみが言った。

「じゃあ、午後、一緒にお見舞いに行くのはどう?」

「いいね! ついでにプリント類も持って行ってあげて、調子がそこまで悪くなさそうだったら、少し生徒会の話をさせてもらってもいいし」

「決まりね。今日の放課後は、ふたりで美旗さんのお宅に伺いましょう」

「うん!」



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