【オリジナル】ファーストプリキュア!【プリキュア】
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37:名無しNIPPER[saga]
2017/12/24(日) 10:43:10.53 ID:3zYuh2uB0

「だ、だだだ、誰が! 勇気の国の王子は、そんな情けない真似はしないグリ!」

「フレンだってそんなことしないニコ!」

「愚かな。ロイヤリティがそんなくだらぬプライドを持っているから、我々につけ込まれ、滅ぼされたのだ」

「……救うグリ。ブレイが……ブレイたちが! ロイヤリティを救うグリ! そのための力は、ここにあるグリ!」

「なんだと……?」

 男の顔に疑問が浮かぶ。ゆうきにもわけが分からない。

「ブレイ、力、って……?」

「……ゆうき、お願いがあるグリ。君のその “勇気” を、ブレイたちに貸してほしいグリ。そして、ブレイと一緒に、ロイヤリティを救ってほしいグリ!」

「勇気……? わたしに勇気なんて……」

「あるグリ。ゆうきは、自分の危険も顧みず、めぐみを救うために飛び出したグリ。それはまぎれもないゆうきの勇気グリ。そして何より、ゆうきの体から出るその光……それこそが、伝説の戦士の証グリ」

「伝説の、戦士……?」

「……お願いニコ、めぐみ。あんたにも力を貸してほしいニコ。あんたのその “優しさ” を、フレンに貸してニコ!」

「優しさ……? 私、優しくなんて……」

「優しいニコ。だって、ゆうきが傷ついたのを見て、そんな辛そうな顔をしていたニコ。まるで、自分のことのように辛かったニコね。それは、めぐみの優しさニコ!」

 光がより強くなる。まるでふたりの光が呼応し合い、お互いを高め合っていくような、そんな不思議な感覚だった。そしてその光は、男にも無視できないものとなっていたようだった。


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