【オリジナル】ファーストプリキュア!【プリキュア】
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名無しNIPPER
2018/03/18(日) 10:01:05.24 ID:uBlGke+q0
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ドキドキドキドキ。
「……はぁ」
「またため息?」
「あ、ご、ごめん。緊張しちゃって……」
生徒総会が滞りなく終わり、前生徒会が解散した。少々の休憩時間をはさみ、すぐに生徒会選挙立ち会い演説会が始まる。選挙演説のトップバッターは、生徒会長候補であるめぐみの推薦人である、ゆうきだ。
「ああ、どうしてわたしが一番最初なの……」
「そんなの、ゆうきがめぐみのことを一番理解してるからに決まってるじゃん」
事も無げにユキナが言う。
「最初だろうが二番目だろうが何番目だろうが、変わんないよ。どうせやるんだから、早くやっちゃった方がいいってもんじゃない?」
「ユキナは演劇部で前に立つの慣れっこだからそうだろうけどね……」
「はは、ゆうきはあがり症だなぁ。大丈夫。聴衆はみんなカボチャ、そう思い込めば緊張なんかどっかに言っちゃうよ」
優しく元気づけてくれる有紗だが、そう簡単に事が運べば苦労はしない。
「カボチャは喋らないしわたしの話も聞かないよぅ……」
「まったく。めずらしく弱気ね」
何かがゆうきの手を撫でる。直後、その何かがゆうきの手を、優しく包み込むように握った。めぐみの手だ。
「でも、安心して。ほら、感じるでしょ? 私の手の震え」
ゆうきは、ハッとして横のめぐみの顔を見た。
めぐみの声は、少し震えている。そして、その震える声が言うとおり、めぐみの手は、本当に細かく、震えている。それは、緊張から来る痺れのような、本物の震えだ。
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