【オリジナル】ファーストプリキュア!【プリキュア】
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350:名無しNIPPER[saga]
2018/03/04(日) 11:47:45.05 ID:NMs8LA5T0

「へ? あきら、何か言った?」

「ううん。なんでもないよ。それじゃ、また明日ね、ゆうき。大埜さん」

「あ、うん。また明日、あきら!」

「さようなら、美旗さん」

 あきらが教室を後にし、さぁ準備に取りかかろうとめぐみを見ると、あきらが消えた教室の戸を見つめていた。

「どうしたの、めぐみ?」

「……なんだか、すごく悲しそうだったわ。美旗さん、大丈夫かしら」

「そう? あきらは無口な子だからね。そう見えるだけじゃない?」

「うーん……そうは思えなかったけどな」

 めぐみの心配そうな顔に、ゆうきも少しだけ心配になってくる。そういえば、ここ最近は生徒会選挙やプリキュアのことばかりで、あきらと一緒に帰るどころか、ろくろく話もできていない。

「今度、わたしから一緒に帰ろうって誘ってみようかな」

「ええ。それがいいわ。幼なじみなんだものね」

「うん! 大切な幼なじみだよ! わたしがダイアナ学園に入れたのだって、あきらが勉強を教えてくれたからなんだから! めぐみと同じくらい勉強が得意なんだよ!」

「ええ。私も騎馬さんと美旗さんは勉強でライバルだと思っているわ。特に美旗さんは文系科目では一度も勝ったことがないもの。難敵よ」

「……あー、勉強の話はそれくらいにして、作業をしようか。わたしがいたたまれなくなってくるから」



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