【オリジナル】ファーストプリキュア!【プリキュア】
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名無しNIPPER
[saga]
2018/03/04(日) 11:38:55.14 ID:NMs8LA5T0
…………………………
昼休み、小紋ひなぎくを名乗る女性から持たされたお弁当を咀嚼しながら。
話しかけるな、と暗に言っているような不機嫌顔を貼り付けて。
「美味しそうなお弁当だ。お母様が作ってくれるのかい?」
それなのに、どうしてこの女は、己に話しかけてくるというのか。彼女は横のクラスメイトを睥睨して。
「……騎馬さん、だっけ?」
「うんっ」
清々しい笑顔を、己などに向ける軽率な女。生徒会副会長だという騎馬はじめ。けれど、逆にその笑顔に毒気を抜かれてしまう。嫌味のひとつふたつ言ってやろうとしか悪意が、するするとしぼんでいく。
「……あたし、母親って知らないから」
「え……?」
「いないの。母親。いまは父親もいないけど」
「あっ……そ、そうなのか。すまない。つらいことを聞いてしまった」
「べつに」
しめたものだ。事実を言っただけで、はじめは申し訳なさそうな顔をして押し黙ってしまった。
「じゃあ、そのお弁当は、自分で作ったのかい?」
しかし敵も然る者。はじめはそれくらいで、自分とのコミュニケーションを諦めるつもりはないようだ。
「まさか。下宿先の管理人が作ってくれたのよ」
「そうなのか」
まるで自分の一言一言を反すうするように応えるはじめに、彼女はイライラしながら。
「……はぁ」
深いため息をついた瞬間のことだ。
『ウバイトォォォオオオオオオオオオル!!』
「なっ……」
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