【オリジナル】ファーストプリキュア!【プリキュア】
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名無しNIPPER
[saga]
2018/02/18(日) 19:11:54.21 ID:nI3CgSSH0
「そこで見ていろ、ゴドー。これが、我々が敵対して “しまった” ロイヤリティの戦士の力だ。我々アンリミテッドが倒さねばならぬ、圧倒的な力だ」
揺るがぬゴーダーツの言葉に、ゴドーはユニコを見据える。手がふるえる。歯の根も微妙にかみ合わない。そう、まぎれもないことだ。ゴドーは恐れている。目の前に広がっていく、ロイヤリティの美しい力を。
「折を見てアンリミテッドへ撤退しろ、ゴドー。あれは、危険だ」
「えっ……」
短くそう言うと、ゴーダーツはゴドーの返事も待たず、視線を再びキュアユニコへ戻した。
「……行くぞ、キュアユニコ! 我が剣の腕、そしてデザイア様から賜ったこの業物の切れ味、しかと味わうといい!」
ゴーダーツは低く唸り、ロイヤリティの優しさのプリキュアに向け、跳んだ。
「……ええ、来なさい、ゴーダーツ! そして、私の優しさを! プリキュアの光を! 受け取りなさい!」
優しさのプリキュアが身を捻り、そして――、
「――優しさの光よ、この手に集え!」
空色の光がキュアユニコの手に集約する。その光はまるでそうなることが当たり前であるかのように、ひとつの形を成す。
「きれい……」
気を失っているともえを抱えて、グリフはその光が変化していく様を目の当たりにした。それはグリフ自身がすでに経験したことではあったが、それを心を許した相棒がやっていることが、グリフの心を歓喜で包み込んだ。
「あれが……あれこそが、ユニコの……」
「そうニコ」 いつの間にか、グリフの傍で、フレンが大きな瞳に涙を溜めていた。「あれこそが、優しさの……!」
そして、フレンは力一杯叫んだ。
己のプリキュアに。己を守ってくれるプリキュアに。
届けと。有らん限りのこの想いをすべて、叩き込まんと。
フレンは叫んだのだ。
「行くニコ! ユニコ! 行くニコーーーーーーーーー!!」
それがユニコに届いたかは分からない。けれど、グリフは見た。ユニコがほんの一瞬、グリフとフレンに目を向けて、小さく頷いたのだ。
「カルテナ・ユニコーン!」
現れるは一振りの剣。雄々しき一角獣を模した空色の剣。
伝説の戦士のみ持つことを許されるという、伝説の中の伝説。
それこそが、カルテナ。優しき守りの剣、カルテナ・ユニコーン。
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