【オリジナル】ファーストプリキュア!【プリキュア】
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226:名無しNIPPER[saga]
2018/02/04(日) 10:16:31.91 ID:KQnxmm/50

…………………………

『ウバイトォォォオオオオオオオオオル!!』

「ふん、よりによって、二回連続で同じものをウバイトールにするとはね!」

 ユニコがグリフに先んじて飛び出す。

「芸がないのよ、あんたたちは!」

 ユニコの蹴りがウバイトールにの身体に炸裂する。巨大な紙のようなウバイトールは、前回と同様、その身体を使ってユニコを拘束しようとする。

「同じ手が通用すると思わないで!」

 すかさずグリフが飛び出し、ウバイトールを横から殴りつける。大きく揺らぐウバイトールに、そのままグリフは拳の乱打を放つ。

「うぉおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」

『ウバッ……ウバアアアアアアアアアアア!!』

 横からの絶え間ない攻撃に、ウバイトールがグリフを拘束することはおろか、攻撃を満足に防ぐこともできず、徐々に後退していく。

「はぁあああああああああ!!」

 そんなウバイトールの頭部に、ユニコが強烈な跳び蹴りを放つ。ウバイトールはそのまま後方に吹き飛び、大きな音を立てて裏庭に墜落した。

「なっ……なんだってのよ! ちょっと! 早く立ちなさいよ、ウバイトール!」

 その脇に現れ、ウバイトールをたきつけるゴドー。その言うことは絶対なのか、ウバイトールがよろよろと立ち上がる。

『ウバ……ウバイトォォォオオオオオオオオオル!!』

「ゴドー、答えなさい! 感謝することね、ってどういう意味!!」

「はぁ?」

 ゴドーが、心底呆れたとばかりにユニコを見る。

「あんた、それ本気で言ってるの?」

「私は答えなさいと言ったのよ!」

「……決まってるじゃない、そんなの」 ゴドーは酷薄に笑んだ。「あんた、くっだらない生徒会長なんかになりたいんでしょ? 騎馬さんとやらの書類がなくなれば、立候補するのはあんたひとりになって、生徒会長はあんたで決まりじゃない」

「は……はぁ!?」

 ゴドーの言葉はユニコにとって理解しがたいものだった。反論しようという気すら起こらなかった。

「だから感謝しなさいって言ったの。良かったじゃない、あんた、生徒会長になれるわよ? あたしには、何でそんなものになりたいのか分からないけどね」

「…………」



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