【オリジナル】ファーストプリキュア!【プリキュア】
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名無しNIPPER
[saga]
2018/02/04(日) 10:05:57.22 ID:KQnxmm/50
…………………………
ある休み時間。
「あの……」
「うん?」
クラスメイトに話しかけるめぐみ。その表情はクールで、カッコ良くて、きれいで、けれどいつもゆうきに見せてくれる “めぐみっぽさ” は微塵も感じられない。ゆうきは自分の席からそんなめぐみを見守っていた。見ていられたものではなかったが、心配で目をそらすこともできない。
「どうかしたの、大埜さん?」
「……私、今度の生徒会選挙で、生徒会長に立候補することにしたの」
「えっ!?」
「それほんと!? 大埜さん!」
「え、ええ」
色めき立つクラスメイトたちに押され気味のめぐみ。なんとか体裁を保とうと、コホンと一回咳払い。
「……それで、実は――」
「ねえねえねえ! どうして生徒会長に立候補するの!?」
「すごいなぁ! やっぱり大埜さんは違うね! 勉強もスポーツもすごいもんね!」
「私、大埜さんが生徒会長ってイメージぴったり! がんばってね! 私、絶対大埜さんに投票するから!」
「あ……そ、そう? ありがとう」
かしましいことこの上ない。めぐみはもはや完全に押し負けながらも、なおも口を開こうとがんばっている。ゆうきはもはや、神に祈るような心境だった。
「それでね、実は――」
「なになに、どうしたの?」
「生徒会長って聞こえたけど、大埜さんが立候補するってほんと?」
騒ぎを聞きつけて、他のクラスメイトたちも集まってくる。
「えっ、いや、あの……」
「よーし! クラスみんなで大埜さんを応援するぞーっ!」
『おーっ!!』
「……うぅ……」
クラスメイトの輪の中で萎縮しながら、めぐみはガクッとうなだれた。ゆうきは遠くからその様を見つめ、あちゃーと頭に手をやった。
めぐみの推薦者探し。これは予想以上に、難しそうだ。
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