【オリジナル】ファーストプリキュア!【プリキュア】
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210:名無しNIPPER[saga]
2018/02/04(日) 10:04:55.88 ID:KQnxmm/50

「だ、だったらわたしがやるよ! 推薦者」

「よく見てみなさい。生徒会長に立候補するには、三人の推薦者が必要なの」

「あぅ……」

「申し訳ないけど、あなたは最初から頭数に入れていたわ」

 つまりは、あとふたり。あとふたりに推薦者を頼めば、めぐみは生徒会長に立候補できるのだ。

「じゃあ、わたしから誰かに頼もうか?」

「……ううん。ありがたいけど、遠慮しておくわ。だってこれは、私が立候補することなんだもの」

 ゆうきの申し出に、めぐみはけれどまっすぐそう答えた。

「だからこれは、私のこと。私がやらなくちゃ。王野さんには立候補に関しての相談とか、推薦者とか、そういう協力をしてもらって本当に感謝してるわ。私は私で、推薦者くらい自分で集めてみる」

 その言葉にはめぐみの強い意志が感じられた。少なくとも、その意志を邪魔したら悪いと、ゆうきが思うくらいには。

「……うん、分かったよ。じゃあ、推薦者集め、がんばってね。選挙に関しては、わたし、いくらでも大埜さんのお手伝いをするからね。協力がほしくなったらいつでも言ってね」

「ええ。本当にありがとう、王野さん」

 さすがは大埜さんだなぁ、と思いながら、しかしゆうきは少し不安だった。

(大埜さん、本当に大丈夫かなぁ)



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