【オリジナル】ファーストプリキュア!【プリキュア】
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名無しNIPPER
[saga]
2018/02/04(日) 10:02:38.72 ID:KQnxmm/50
ダッシューのからかいにいちいち目くじらを立てるゴーダーツ。それを面白がるようなダッシュー。どっちもどっちだ。片や真面目すぎで、片や不真面目すぎる。そんなところが、ゴドーにはどうにもこうにも我慢できない。
「ダッシュー、そういうあんただって、すでにプリキュアに二回も負けているって話じゃない。そんな偉そうなことが言える立場かしら?」
「まあ、そういうこともあるさ。ぼくも遊びたいときだってある」
「どうだか。結果を出せていないんじゃ、そんな言葉、単なる言い訳にしか聞こえないわよ」
「…………」
相も変わらず考えていることが読めない男。軽薄な笑みの裏に、何を考えているのか皆目検討がつかない。ゴドーの直接的な罵倒にも、眉一つ動かすことなく微笑んだままだ。
「もういいわ。あんたたちに用なんてないの。ゴーダーツ、デザイア様は奥の間?」
「いや……」
上司の行き先を問うた途端、ゴーダーツが言いよどんだ。
「どうかしたの?」
「……姿を拝見していない。奥の間にもいらっしゃらないようだ。おそらくは、どちらかへお出かけになっている」
「はぁ? 最高司令官がお出かけ? のんきなもんねー。ったく」
「貴様……! 俺のことならいざ知らず、デザイア様のことを愚弄することは許さんぞ」
こんなキャラだっただろうか。いや、だったような気もしないでもない。どうでもいい。
「はいはい、どうでもいいわ。何にせよ、居場所が分からないんじゃ、到着の報告もできないわね……」
「――……否。私はここにいる」
アンリミテッドの暗闇がより一層黒くなった。世界が有り様を変えたようだった。
「っ……」
腹の内が抉られるような、著しい緊張感。あり得ないほどの焦燥感。手の内に、じっとりと汗が湿る。
「遅かったな、ゴドー。一体何をしていた?」
ゴーダーツ、ダッシュー、ゴドーは慌てて膝をつき、低頭した。
ゴドーにとっては久しぶりの対面だった。
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