【オリジナル】ファーストプリキュア!【プリキュア】
1- 20
105:名無しNIPPER[saga]
2018/01/07(日) 18:44:03.51 ID:ZtE3BbpK0

 世界に光と色が戻る。何事もなかったかのように、橋も消え、元の場所にしっかりとかかっていた。

「……ふぅ」

「終わったようね」

 弾けるように、ふたりの衣装がかき消え、制服に戻る。繋ぎ合っていた手もゆっくりとはなし、はにかむように、照れ笑い。

「ゆうきぃいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!」

「ブレイ!」

 駆け寄ってきたブレイがピョンと飛び立ち、あきらかにジャンプ力が足りずにコテンと河原に転がってしまう。ゆうきは涙目のブレイをそっと抱き上げ、ぎゅっと抱きしめた。

「……ごめんね、ブレイ」

「ううん、謝らないでほしいグリ。むしろ、お礼をいいたいグリ。ありがとう、ゆうき。戻ってきてくれて」

「……うん!」

 ブレイのもふもふとかわいらしくて温かい身体。その体温を身体いっぱいに感じながら、ゆうきはもう二度とこの友達の事情を投げ出したりはしないと心の中で誓った。



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
647Res/1111.54 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice