【オリジナル】ファーストプリキュア!【プリキュア】
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106:名無しNIPPER[saga]
2018/01/07(日) 18:44:47.55 ID:ZtE3BbpK0

「……まぁ、これで元通りって感じニコ?」

 そんなふたりを眺めながら、もう一組の王女と戦士も語り合う。

「プリキュアに変身したの、まだこれで2回目なのだけれどね」

「なんにせよ、ゆうきが戻ってきてくれてよかったニコ」

「ふふ……」

「何を笑ってるニコ?」

「少し妬けちゃうなぁ、と思ってね。フレンも王野さんのことが大好きなのね」

「なっ……! どうしてそういう話になるニコ!」

「ふふ。ごめんなさい」

「まっ、まったくもう……!」

 めぐみにからかわれたと分かったフレンは顔を真っ赤にしてそっぽを向く。そして、小さな声で呟いた。

「……それに、フレンは……めぐみがいてくれるだけで、嬉しかったニコ」

「? 何か言ったかしら? 聞こえなかったのだけれど」

「!? な、何でもないニコ! 王女の言うことをいちいち詮索するのはマナー違反ニコ!」

「?」

 戦う理由は人それぞれ。心に秘めた想いだって、きっとばらばらだ。

 けれど、それでもひとは手と手を取り合うことができる。手を取り合って、ままならない事情に立ち向かうことができる。

 そして、一緒に笑い合うことができるのだ。

「ねえ、ブレイ」

「グリ?」

 お互いを支え合って、明日に向かっていくこともできるのだ。

「わたし、もっともっと、プリキュアがんばるからね!」



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