33:名無しNIPPER[saga]
2017/12/16(土) 12:49:05.04 ID:nZJI/gt30
ことり「真姫ちゃん久しぶり〜! 来てくれてありがとうね」
真姫「ええ、久しぶりね……って、やっぱりひどい顔」
鞠莉「でしょ? 休め休めって言ってるのに、ことりさんったら」
真姫「……」
意外そうな顔で真姫さんは私を見つめている。
鞠莉「What's?」
真姫「いいえ、この前ぶりね」
ことり「聞いたよー? 真姫ちゃん意地悪言ったんでしょ」
真姫「……話したの? それに、どうしてここに」
鞠莉「ことりさんの、そうね……お手伝いかしら」
ことり「鞠莉ちゃんはね、ことりの期間限定専属モデルさんなんだぁ」
真姫「……そう、モデル」
いまだ目を白黒させながら、真姫さんはトマトを冷蔵庫に入れた。
手際よく机に並ぶビタミン剤の空き瓶を回収すると、腰に手を当ててため息をつく。
真姫「ほらことり、今日はこれから休みなさい」
ことり「はーい……」
真姫「何よ、不満なの? だいたい、こんなドリンクに頼るくらいならトマトを食べなさいって言ったでしょ?」
ことり「言われてはないんじゃないかなぁ……。でも、ありがと〜」
鞠莉「えーっと?」
真姫「ことりと決めてたのよ。『私が来たら必ず休む』って。ルールを決めないと休まないから」
鞠莉「Got it」
何だか少し悔しかった。
私の言葉はちっとも聞いてくれなかったのに。
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