32:名無しNIPPER[saga]
2017/12/16(土) 12:48:21.93 ID:nZJI/gt30
ため息をつきながらクッキーに手を伸ばしたとき、呼び鈴が鳴った。
ことり「鞠莉ちゃん、出てもらってもいい?」
何だか楽しそうだ。
鞠莉「わかったわ。ノってあげる」
ここ数週間でもう1つ分かったこと。ことりさんは意外と悪戯好き。
たまに小さな悪戯を仕掛けては、面食らう私を見て「可愛い」などと微笑むのだ。
もちろん悪びれる様子など微塵もない。
でも、いつまでもしてやられるマリーじゃないわ。
悪戯なんて、今まで星の数ほど仕掛けてきたんだもの。
鞠莉「さて、ことりさんが驚かせようと呼ぶ人なんて、きっとμ's の……」
ぶつぶつ言いながら扉を開ける。
最初に目に飛び込んできたのは、トマトの山だった。
真姫「ちょっとことり。危ないから誰なのか確認してから出なさいって何度も―――え?」
鞠莉「げっ」
真姫「ちょっと、『げっ』って何よ」
鞠莉「Oops、お久ぶぅりデスね、真姫さん」
真姫「……小原、鞠莉」
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