84: ◆DAC.3Z2hLk[saga]
2017/12/16(土) 01:10:23.45 ID:Qezuh/qr0
次の瞬間、座敷が加速しました。
「ひゃあっ!?」
「ぴぃいっ!?」
燃料の質でこれほど違うなんて。
極上の焼酎を吞んだ茶釜は恐ろしいくらいのエネルギーを生み出し、いきなりジェット機のようなスピードを発揮します
……ギリギリで飛び乗った、私と蘭子ちゃんを乗せて。
「うはははは! 遅い、遅いっ! トナカイなんぞに負ける茶釜エンジンではなかーっ!」
もうずっと後ろにあるブリッツェンちゃんの上で、プロデューサーさんが何かを叫んでいます。
顔を上げると、険しい顔の狸達がこちらを見下ろしていました。
私達は、いわば敵陣に孤立してしまったのです。
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